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■管理者:西藤なるを 西藤小児科 こどもの呼吸器・アレルギークリニック
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Children Research Online
RSウイルスオンラインサーベイ
MLインフルエンザ流行前線情報DB Wiki


ML-flu-DBと感染症週報との比較

このプロジェクトは日本の有志医師による
インフルエンザの流行前線情報データーベースです。


有志医師から届いた本DB報告数とIDWRとの比較

 このページ下のグラフは、国立感染症研究所情報センターのWebサイトで公開されている週報(IDWR)のインフルエンザの報告数と、MLインフルエンザ流行前線情報DBの報告数を比較したグラフです。いづれも赤い棒線がML-flu-DBで青い折れ線グラフがIDWRを示しています。それぞれ右のグラフは、横軸に当DBの報告件数、縦軸にIDWRの報告件数を示しており、この二つの相関を見ています。いずれも相関係数が0.8125 〜 0.9935 と高い相関を認めております。

運用年 相関係数(R^2) 近似式
2000-2001 0.9384 y = 34.280x
2001-2002 0.9475 y = 25.282x
2002-2003 0.9935 y = 24.283x
2003-2004 0.9893 y = 25.282x
2004-2005 0.9935 y = 33.402x

 有志の医療機関からの任意の情報提供でありますが、それでも報告数の推移はIDWRと殆ど変わらないことがわかりました。また、近似式から、当DBの報告件数に 31.797 〜 34.28倍するとIDWRの報告に近づくことも判明しました。グラフはクリックすると大きく表示されます。

 無作為にMLで募った全国の有志の先生方に任意で報告を求めても、300名を越える意欲的に診断をされる先生方が集まれば、IDWRとそれほど変わらない集計結果が出るようです。

 しかし、最も報告が多い週は一致しますが、どの年も立ち上がりはML-flu-DBが早くて、減少も早い傾向があるようです。ML-flu-DBは1例ずつの報告で、定点の報告に比べると手間がかかります。忙しくなってくるとどうしてもWeb-DBに報告しきれない場合があるのだろうと思います。

 けれども、ML-flu-DBの目的は、流行の立ち上がりを知らせ合うプロジェクトであり、決してサーベイランスを行っているのではないという事を再確認しておきたいと思います。立ち上がりが早いことは、発案された砂川先生の思惑どうりなのです。

 本年度も診療の合間で無理をしないように本プロジェクトにお付き合い下さい、それで本プロジェクトの目的は達成できます。

2004 -2005年 冬季
[ml_flu_db_2004-2005_graph] [ml_flu_db_2004-2005_line]
近似式:y = 33.402x
相関係数:R^2 = 0.9935

2002 -2003年 冬季
[ml_flu_db_2002-2003_graph] [ml_flu_db_2002-2003_line]
近似式:y = 33.402x
相関係数:R^2 = 0.9935

2001 -2002年 冬季
[ml_flu_db_2001-2002_graph] [ml_flu_db_2001-2002_line]
近似式:y = 31.797x
相関係数:R^2 = 0.8125

2000 -2001年 冬季
[ml_flu_db_2000-2001_graph] [ml_flu_db_2000-2001_line]
近似式:y = 34.28x
相関係数:R^2 = 0.9384